イベント写真館

 1961年に始まった日本寮歌祭は本年で第50回となります。途中の第40回で解散したのですが、青春に謳歌した寮歌の郷愁は忘れがたく、復活して半世紀にわたり継続してきました。しかし、旧制高卒業生の最下級が八十歳の声を聴くという高齢化等もあって、今回をもって終焉を迎えることになったのです。  最終回は平成22年10月11日(祝)の正午より昨年と同じ新宿NSビルに、加盟校57校が、最終ということもあってか約1200人という近年では最高の参加者を送り込んで名残を惜しみました。  成蹊高の参加者は29人というこれまた近年の最高の参加人員でした。その中には、松本高の名寮歌「春寂寥」の作曲者、濱徳太郎氏の二人のご子息(共に成蹊旧新高ご出身)が参 加されていました。今回の出演順番は終幕に近い53番目でありましたので、会場に設えられた酒食を嗜みながら、長い時間、歓談を重ねて出番を待ちました。登壇した舞台では、あふれるばかりの人数で、長年歌い続けた校歌を斉唱し、最後に万歳を三唱して、会場から喝采を浴びながら退場するという、思い出に残る演出をすることができました。  最後に、当日、来賓として中曽根元首相(静岡高)が登壇し自校の寮歌を歌われたこと。そして、終焉の歌として日本寮歌振興会長の音頭で代表寮歌「嗚呼玉杯」を二回全員が斉唱して閉幕したことを付言しておきます。        (新制高1回 井川舜喬)

読み込み中.....

ページトップ